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ベタ基礎も被害あり!新築時に1万円でできるDIYシロアリ対策完全ガイド

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新築住宅を長持ちさせるために、耐震等級と同じくらい重要なのがシロアリ対策です。

「ベタ基礎だから大丈夫」と思っていませんか?実は、ベタ基礎でもシロアリ被害は発生します。

工務店に本格的なシロアリ対策を依頼すると数十万円かかりますが、今回はたった1万円で効果的な防蟻DIYを実際に行った体験談をご紹介します。

目次

ベタ基礎でもシロアリ被害が起こる理由とデータ

「コンクリートで覆われているのに、一体どこからシロアリが入ってくるの?」

普通はそう考えますよね。(私も思ってました。)

なんとシロアリは0.6mmの隙間があれば通ることが出来るようです。

ベタ基礎であっても以下の場所に隙間が生じやすいのです。

  • 玄関ポーチとの接続部
  • 基礎のつなぎ目部分
  • 配管貫通部
  • 水抜き穴周辺

データで見るベタ基礎のシロアリ被害実態

公益社団法人日本しろあり対策協会の調査データ(2014年)によると:

(出典:「しろあり 2014.1」公益社団法人日本しろあり対策協会

最近の住宅はベタ基礎が主流になってきていて、昔の布基礎と比べるとシロアリ被害を受ける確率は格段に減ってはいるのですが、対策をしていても10年を過ぎたころから約3%、対策を怠ると6%、その後どんどん上昇していきます。

このデータから、ベタ基礎でも適切な対策が必要であることが分かります。

高額なターミダンシートから低コスト対策への転換

我が家は床下断熱なうえに、工務店の標準設備でJotoのシロアリ返し付き断熱気密パッキンが使われています。

これ自体にシロアリ保証が付いているのですが、あくまでも10年までの保証なので、よりシロアリを入らせない工夫が必要だと判断しました。

理想の対策:Nittoのターミダンシート

当初検討していたのは、Nittoのターミダンシートです。
製品の特徴としては

  • 高い残効性
  • シロアリの侵入を根本から防止
  • 透湿防水シートの機能も兼ね備える

家づくりの参考にしているBe Enoughの瀬山氏がイチオシしている資材でもあります。

しかし、工務店の見積もりはプラス60万円。標準仕様ではないため、1ロール単位の購入+専用テープのコストが高額になってしまいました。

しかしシロアリのリスクは少しでも減らしたくて辿り着いた商品が、我が家のシロアリ対策で使った商品になります。

コストパフォーマンス重視の選択:ボレイトシリーズ

そこで選んだのが日本ボレイト株式会社の製品:

ボレイトシール

  • ホウ酸配合の防蟻気密シーリング材
  • 長期間の残効性(半永久的との評価も)

ボレイトフィラー

  • 粘土状の補修材
  • 大きな隙間の充填に最適

日本ボレイト㈱から販売されているホウ酸配合の防蟻気密シーリング材です。

どうやらホウ酸はかなり残効が長いらしく、発信する人によって違いはありますが、半永久的に効果があるとか。。。

この資材を使って我が家の基礎の処理をしていきました。

実践!1万円でできるDIYシロアリ対策の手順

ここからは私がボレイトシールとボレイトフィラーを使用して防蟻DIYをしてみたレビューをしていきます。

必要な工具と材料

材料(24坪の基礎で使用した実際の量):

  • ボレイトシール:2本(予備で3本推奨)
  • ボレイトフィラー:1kg(半分余った)

工具:

  • 先の尖ったコテ(長方形のコテは不向き)
  • 清掃用具

1. 基礎のつなぎ目処理

まずはシロアリの侵入経路となる基礎のつなぎ目部分をボレイトシールでコーキングしていきます。

最初、長方形のコテで整えようとしたんですが全く綺麗に仕上がりませんでした(笑

その後先の尖ったコテに変えたら比較的綺麗に仕上げることができました。

2. 玄関ポーチ周辺の重点対策

注意ポイント:玄関周辺は特にリスクが高い

ボレイトシールを施工する時に注意したいのが、玄関ポーチ付近。

玄関ポーチ下は土があり、一見外周部に見えませんがシールが必要な重要箇所です。

統計的にも玄関付近でのシロアリ被害発見例が多いため、入念な処理が必要です。

3. 水抜き穴の処理

大きな穴にはボレイトシールではなく、ボレイトフィラーを使用します。粘土状の材質で、ちぎって好きな形に成形できるため、穴の大きさに合わせた処理が可能です。

ボレイトフィラーは粘土のような材質で、ちぎって好きな形にできます。

配管周辺の処理

パイプ周りもボレイトシールで隙間なく処理しました。

施工の詳しい方法については日本ボレイト㈱さんのYouTubeチャンネルにて紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ:ベタ基礎でもシロアリ対策は必須

重要なポイント

  1. ベタ基礎でもシロアリリスクは存在
  2. 玄関周辺は特に注意が必要
  3. 1万円のDIYでも効果的な対策が可能
  4. 予算があればターミダンシートも選択肢

今回記事にするにあたり改めて調べなおしたのですが、玄関回りはいくらベタ基礎であっても構造的にリスクが高いことが分かりました。

一部ではそのリスクを回避する基礎の打ち方も開発されているようですが、現状リスクがある状態の施工が多いみたいなので施主が各々気を付けるしかないです。

お金に余裕がある方はターミダンシートの採用も検討し、コストを抑えたい方はボレイトシリーズでのDIY対策を実践しましょう。

今回使用したアイテム

ボレイトシール
¥2,280 (2025/09/16 20:45時点 | Amazon調べ)

シロアリ対策が不十分な方は、ぜひDIYを駆使してちょうど良い塩梅の家づくりを目指しましょう!

参考サイト

ベタ基礎でもシロアリ被害はある!侵入ポイント・対策方法まとめ

【完全攻略】5人に1人が被害!新築戸建の「シロアリ対策(防蟻処理)」のイロハを徹底解説!

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